資産運用シミュレーション
当ライフプランシミュレーションソフトでは、長期の資産運用をシミュレーションできます。
積立投資や、まとまった資金の運用でも、ご活用いただけます。
確定拠出年金の取り扱いについて
確定拠出年金については、確定拠出年金を入力 という専用の画面をご利用ください。
現実の制度と同じく所得控除による減税や、受取額の税計算(退職所得または公的年金雑所得)も考慮したシミュレーションを行えます。
資産運用一覧画面
登録した資産運用がすべて、ここに表示されます。
(登録した順に、上から表示されています)
資産運用は、最大6つまで登録できます。この画面から、資産運用の新規登録、登録内容の編集、削除を行えます。
1つ1つの資産運用に対して、元本の拠出、利回り、取り崩し時期を個別に設定できます。
これにより、次のような資産運用シミュレーションを可能にしています。
目的に応じて複数の資産運用を並行して行う場合
毎月の積立投資を行う一方で、退職金のまとまった金額での運用を行う場合など。
金融商品ごとに正確なシミュレーションを行いたい場合
金融商品ごとに資産運用の情報を登録し、それぞれで異なる利回りを設定します。
例えば、若いうちは利回りの高い株式中心の運用、高齢期には利回りの低い債券中心の運用、のようなシミュレーションもできます。
資産運用の入力画面
現時点の資産額
シミュレーション開始時点で、すでに運用中の資産額を入力します。
(現預金の金額ではなく、投資資金の金額です)
まだ資産運用を行っていない段階であれば、空欄のままで構いません。
投資資金を投じる時期と金額の設定
資産運用に投じる金額(現預金の中から、投資に振り向ける金額)を設定します。
金額は、小数点以下第2位(100円単位)まで入力できます。
まとまった資金の運用や、毎月の積立投資について設定できます。
1年ごとの積立や、任意の期間間隔での積立投資にも対応しています。
積立投資の場合は、いつまで積立をするのか、その終了年齢も設定します。
投資時期を複数登録できるので、以下のような複雑なケースにも対応できます。
- しばらくの間は半年に1回、以後は毎月に1回の積立投資をする
- 最初に資金を投じた後は、追加の元本積立は行わない
- 基本的には毎月積立をするが、支出がかさむ時期だけは積立をストップする
- 基本的には毎月積立をするが、特定の年齢の時だけは、追加で100万円を投資に回す
運用利回りの設定
全期間にわたって利回りを固定できますし、年齢に応じて利回りを変えることもできます。
若い時はリスクを取って高めの利回りにし、高齢期には安定運用のため利回りを低くする、という設定もできます。
なお、利回りを多段階に変動する設定にした場合は、指定した年齢の期間以外は、利回りは0%として計算されるのでご注意ください。
例えば上記画面の例では、42歳までの期間と、81歳以降の期間の利回りは0%とみなしますので、ご注意ください。
家計シミュレーションの期間中の利回りをすべて設定しておくことをお勧めします。
運用益の計算の詳細
当ライフプランシミュレーションソフトは1か月単位で、運用益の計算と複利運用シミュレーションを行っています。
なお、毎月の利回りは、単に年利を12で割ったものではありません。
12回の月次の複利を実現した時に、この画面で指定した年間利回りになるように計算された月利を採用しています。
運用で得た利回りは、毎月月末に元本に組み込まれ、複利で運用されるものとして資産運用シミュレーションが行われます。
単利の計算をしたい場合は、このページ下部の Q&A をご覧ください。
資産取り崩し(換金)の設定
資産運用を終了し、運用資金を取り崩す(現金化して生活資金に戻す)設定を行います。
投資資金の取り崩し方は、複数のパターンから選べます。
- 一括で全額を取り崩す
指定の年齢時点における資産全額(元本+運用益)を一括で取り崩したとして計算します。 - 毎年分割して取り崩す
指定の年齢時点から、「分割で取り崩す年数」で指定した年数にわたって、毎年均等に取り崩すものとして計算をします。
積みあがった運用資産を、年金を受け取るように取り崩したい場合に、ご利用ください。 - 一部を一括で取り崩し、残りを分割して取り崩す
上記2種類を組み合わせた取り崩し方式です。
初年度に一括で一定額を取り崩し、以後はその残額を、指定の年数にわたって毎年均等に取り崩すものとして計算します。
取り崩し期間も、運用を続ける設定にできる
所定の利回りで運用しながら取り崩す計算にしたい場合は、次のいずれかを満たすように設定してください。
- 運用利回りの設定で「全期間固定」を選ぶ
- 運用利回りの設定で「多段階で変動」を選んだ場合は、取り崩し終える年齢のときまでの利回りを設定する
運用益は非課税を前提
取り崩しの際に、運用益は非課税として計算しており、NISA制度での運用を想定したものとなっています。
NISA口座以外での運用の場合、実際には運用益に20.315%の税金がかかります。この税金額を差し引いて計算したい場合は、次のいずれかの方法でご調整をお願いします。
- 臨時支出の画面で、税額に相当する金額を支出として登録する。
- 利回りを20%低く設定する(近似的に計算できる)
利回りを20%低くする方法は、実際とは異なる計算方式であるため正確なものではありませんが、近似的に計算する方法として参考にしてください。
将来のバージョンアップで、課税計算の実現を検討いたします。
資産運用の名前
ここで入力した名称が、資産運用画面と家計分析レポートに表示されます。複数の資産運用を登録するときに、判別しやすい名前を付けてください。
資産運用一覧画面でのグラフ表示
資産運用一覧の画面で、入力内容に基づいた資産運用のシミュレーション結果のグラフを、2種類表示しています。
一つは、元金と運用益の関係を表すグラフで、どれくらい運用利益が出たかを強調するグラフです。
もう一つは、複数登録した資産運用の、それぞれの運用結果を表示したグラフです。
この2種類のグラフを使い分けて、運用結果を分析してください。
資産運用の登録が1つの場合の例
資産運用の登録が複数の場合の例
元本拠出は支出、取り崩しは収入としている理由
当ライフプランシミュレーションソフトでは、投資資金の投入(元本の拠出)は支出として取り扱い、投資資金の取り崩し額は収入として取り扱います。
キャッシュフロー表でも、次のように反映されています。
これは、当ソフトが次の考え方に基づいているためです。
- 資産運用は、日常の生活費とは別の余裕資金で行うもの
- 現預金額が0を下回るような資産運用は、行うべきではない
(生活資金が枯渇してまで、投資は行うものではない)
年間収支と現預金のグラフにも反映
投資資金の投入(元本の拠出)は支出、投資資金の取り崩し額は収入、という取り扱いは、年間収支と現預金の推移グラフにも反映されています。
家計分析レポートについて
レポート中の資産運用のページに関する説明は、下記よりご覧ください。
よくあるQ&A
単利での配当収入をシミュレーションしたい場合
この資産運用の画面で入力した場合、運用による配当や収益は再投資するとみなした複利運用を前提として計算します。
単利での配当収入を前提とする場合には、次の方法にてご検討ください。
- 配当収入は現金収入とみなし、それを定期収入の画面で設定する
- 資産運用の画面では、利回りを0%に設定する
(これにより元本が増加するのを防ぐ)
※頻繁なバージョンアップにより、本ページの記述・画面イメージの一部が古くなっている場合があります。お気づきの点・ご不明点がございましたら、お問い合わせのページよりお知らせください。
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