この金額はどこに入力すればよい?
様々な収入、支出の入力について、ソフト上のどの場所に入力すればよいかをまとめています。入力に迷った場合の参考にして下さい。
収入に関すること
障害年金の収入
定期収入の欄に入力するとよいでしょう。
定期収入の欄に入力した内容は、非課税収入として取り扱われます。
障害年金を受給する期間と金額を把握の上で、入力して下さい。
現時点で受け取っている遺族年金の収入
すでに現時点で遺族年金を受け取っている方で、その遺族年金を入力したい場合は、定期収入の画面で入力して下さい。
定期収入の欄に入力した内容は、非課税収入として取り扱われます。
遺族年金を受給する期間と金額を把握の上で、入力して下さい。
出産手当金や育児休業給付金
育児休業給付も出産手当金も、給付金の金額を計算して、定期収入に入力するのがよいでしょう。
上記の給付金はいずれも非課税の取り扱いですが、定期収入に入力した金額は非課税収入として扱われるためです。
別の方法としては、「働き方と年収を入力」の画面での入力も可能です。ただしこの場合は、課税所得として計算されてしまう点にご注意ください。
支出に関すること
介護にかかる支出
定期支出の欄に入力するとよいでしょう。
介護が必要となる期間だけ、日常生活費を増額して入力する方法もあります。
以上は、次のいずれの場合にも適しています。
- 世帯主・配偶者が介護を受ける場合
- 他の家族の介護にかかる費用を、世帯主・配偶者が負担する場合
収入と支出の複合的なこと
国民年金基金、小規模企業共済
いずれも、次の方法での入力が良いでしょう。
- 掛金は、定期支出の入力画面で設定
- 受け取りは、「退職金・企業年金を入力」の画面で設定
ただしこの方法の場合、掛金の所得控除は自動計算されない点をご了承ください。
どうしても所得控除まで反映させたい場合は、Excel形式のレポートを作成後、ご自身で税金計算のセルを書き換えて対応することができます。
住宅ローン以外のローン(借入金)
2021年11月現在、ローン(借入金)専用の画面がございません。
(その後のバージョンアップで対応を検討いたします)
そのため、次のようにしてご利用ください。
最初に借入金の現金収入・振り込み等がある場合
例えば、教育ローンや消費者金融からの借り入れなど、最初にまとまって借入金を入手し(現金で入手・銀行口座振込など)、その後、返済をしていく場合です。
まず、最初にまとまって入手する借入金は、臨時収入として入力するとよいでしょう。
その後の返済は、定期支出に入力するとよいでしょう。
返済の期間、返済額を入力することで、長期にわたる返済をシミュレーションできます。
定期的な返済のみ生じる場合
車の分割払いなど、借入の最初に借入額の収入がない場合です。
その場合は、定期的な返済について、定期支出に入力するとよいでしょう。
返済の期間、返済額を入力することで、長期にわたる返済をシミュレーションできます。
税計算に関すること
障害者控除(所得控除)はどこで入力すればよい?
ソフト上では障害者控除を入力する箇所はありません。ただしExcel形式でレポートを作り、キャッシュフロー表を書き換えることで、所得控除を追加することができます。
詳しい方法は、下記をご覧ください。
その他
毎月の積立貯蓄の額
当ソフトでは、収入から支出を引き算した金額を、家計に貯蓄される金額としています。
毎月積立貯蓄をされている場合も、その額がちょうど貯まっているわけではありません。
現実には、次の2つのケースがあるはずです。
- 収入−(支出+積立貯蓄額) がプラスの数値になり、積立貯蓄額以上に貯蓄が貯まる
- 積立貯蓄をしている一方で、支出が多くなった月は口座からお金を引き出す
つまり積立貯蓄の有無に関わらず、最終的には収入から支出を引き算した金額が、貯蓄額となるはずです。
以上の理由から、当ライフプランソフトには、積立貯蓄の入力欄は設けておらず、「収入−支出」を貯蓄額として計算しています。
ですので、毎月の積立貯蓄の額は、どこにも入力する必要はありません。
当ソフトでのシミュレーションで大切なことは、収入の金額と支出の金額をしっかりと把握し、入力することです。
そうすれば積立貯蓄の有無にかかわらず、信頼できる家計シミュレーションを行えます。
(注意)積立投資の場合
預金口座への積立ではなく、投資への積立の場合は、「資産運用を入力」の画面から入力してください。
積立投資へ振り向けた金額は、支出として取り扱っています(投資に振り向けた分、現預金からお金が減るため)
逆に投資を終了し投資資産を取り崩した場合は、証券口座のお金を預貯金口座へ移動させるため、収入として取り扱っています。
詳細は 資産運用を入力 でご確認ください。
(補足)積立貯蓄の意義
積立貯蓄の意義は、収入額から一定額を減らした中で支出のやりくりをするという点です。つまり毎月の支出額を減らすための、一つの工夫にすぎません。
積立貯蓄をしてもしなくても、支出の金額が全く変わらないのであれば、実際の貯まる金額に変化が生じないことは、ご理解いただけるかと思います。
(補足)本当に積立貯蓄が貯蓄になっているのなら
仮に、毎月3万円を積立貯蓄しており、その金額が本当に貯まっているとしましょう。
その前提なら、毎月貯蓄が3万円ずつ増えることが明らかであり、このソフトでシミュレーションをする必要もありません。
しかしここまで説明してきたとおり、積立貯蓄はその額が必ず貯まることを保証するものではありません。
そのため当ソフトでは、積立貯蓄を入力する必要はなく、その入力欄も用意をしていないのです。
※頻繁なバージョンアップにより、本ページの記述・画面イメージの一部が古くなっている場合があります。お気づきの点・ご不明点がございましたら、お問い合わせのページよりお知らせください。
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