変動率(金利・物価上昇率)の設定
この画面では、それぞれの家計プランにおいて、預貯金の金利や物価上昇率などを設定できます。
メインメニューの「変動率を設定」を押すと、変動率の設定画面が表示されます。
各変動率の設定
下記の画面で、変動率を設定します。
教育費、日常生活費がどれくらい値上がり(値下がり)するか、また預貯金の利息がどれくらい得られるかを指定します。
設定した変動率により、レポートに表示される金額に変動が生じます。
初期状態では、全ての変動率は0に設定されています。
特に変化させる事情がなければ、通常は0の数値を指定しておいてください。
教育費・日常生活費の変動率
- 物価の上昇(インフレ率の上昇)
- 生活スタイルの変化
などの理由で、毎年少しずつ金額が上昇すると考える場合は0より大きい数値を指定してください。例えば「日常生活費の変動率」に0.5%と入力すると、日常生活費が毎年0.5%ずつ上昇するよう計算されます。
逆に、毎年金額が減少していくと考える場合は、マイナスの数値を指定してください。例えば-0.5%と入力すると、毎年0.5%ずつ減少するよう計算されます。
設定方法
「変動率の設定」画面からも行えますし、「日常生活費」の画面からも設定できます。
レポート(キャッシュフロー表)への反映計算例
- 世帯主が42歳までは、日常生活費は月額47.5万円(年額570万円)
- 世帯主が43歳以降は、日常生活費は月額50万円(年額600万円)
- 日常生活費の変動率は、0.48%
とした場合に、キャッシュフロー表に表示される日常生活費の計算例です。
世帯主が36歳の年の日常生活費は、次のように計算されています。
570×1.0048=572.7 → 573(小数点以下第1位を四捨五入して表示)
世帯主が37歳の年の日常生活費は、次のように計算されています。
570×1.0048×1.0048=575.5 → 576(小数点以下第1位を四捨五入して表示)
世帯主が43歳の年の日常生活費は、次のように計算されています。
600×1.0048×1.0048×1.0048×1.0048×1.0048×1.0048×1.0048×1.0048=623.4 → 623(小数点以下第1位を四捨五入して表示)
このように、もともと設定されている生活費に、経過した年数の数だけ変動率を掛け算して、算出しています。
現預金の金利
一般的には、銀行の普通預金や定期預金の利率を設定します。
キャッシュフロー表では「現預金の利息」の欄に反映されます。
以下は、現預金の金利を0.1%と設定した場合のシミュレーション結果です。
2023年の「現預金の利息」は、次のように計算されています。
年初の現預金の額=1078
年初の現預金の額+現預金の変動=1562
このうちの少ないほうの金額に、変動率0.1%をかけて、
1078×0.001=1.0 → 1(小数点以下第1位を四捨五入)
2024年の「現預金の利息」は、次のように計算されています。
年初の現預金の額=1563
年初の現預金の額+現預金の変動=1129
このうちの少ないほうの金額に、変動率0.1%をかけて、
1129×0.001=1.0 → 1(小数点以下第1位を四捨五入)
なお、上記計算式で「現預金の利息」がマイナスとなる場合は、その額を0として取り扱います。
変動率を設定しないほうが良い場合
次のような場合には、変動率を0に設定してください。
0に設定することで、変動率を考慮しないシミュレーションができます。
- ソフトで入力したとおりの数値をキャッシュフロー表に出力したい場合
- 変動率を設定する必要性を感じない場合
変動率の使いどころ
変動率をどのように設定するかは、プランごとに予測をして決めるものです。
将来の家計を少し厳しくみてシミュレーションする場合は、収入に関する変動率は低めに、支出に関する変動率は高めに設定するとよいでしょう。
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